■加工作品情報
　　解像度：1920×1080　FullHD
　　ファイル保存形式：JPEG バイキュービック法（滑らか）


最初に言います。思ったことはストレートに書いています。
めずらしく行った加工手法も書きます（・ｘ・
そして今回はこのくらいしかできなかったです(ノ◇≦。)
（アップもすべきかどうか悩んだレベル…orz）

コミュ閲覧中にまたしても発見…興味本位でやってみたはいいのですが、拡大して状態確認してみると…光源・テクスチャ等の状態が。。。(゜ロ゜;)!
私のコンセプトである作風「リアリティ」のベースとしてむずぃ…（ホント、ゴメンナサイ…<(_ _)>）
ここの場所の光源はちょっとやっかいで光源の当てる向きをちょっとでも間違うと肌テクスチャが乱れてしまう（ざらつく？）という副作用のある場所なのです（・・；しかも露出度の高い水着…。
私個人の良い質感を得るのに適した場所なのでシチュエーションとして使うのですが、そういった「諸刃の剣」でもある場所なんですよね＾＾；
たいてい加工前に拡大して状態を見て決めるのですが、正直最初は断念しましたm(_ _"m)
フレのリタさんに「これ以上むり～…orz」と言ってアップするのを躊躇ったくらいです(゜-゜;)

理由として普段行っているクイックな微補正では質感補正しきれないということ、ジャギーも消しきれないということなど…私のポリシーである時間内で基準とする域までの加工ができないというワケなの…＾＾；

もっともやりやすいのがパプリカさんがよく使う手法なのですが、なにぶんあれは私と真逆、そしてパプリカさんの特許（笑）があるので使えない(´▽｀)ｱﾊ
それでも、壁紙にしたいという要望をムシするわけにもいかないので…強行しましたょ（・・
あくまで1枚の写真であるかのようなリアリティの作風で(*・・*)



（元のベースSS）1920×1080



たまたま休みの日ということもあったのですが、元SSの状態から今回行う手法を思索。
簡単な加工・補正というレベルでは無理なので、本格的な加工レベルで手を加えました。
めずらしくちょっと真面目な？わたし…( *´艸｀)

■今回取った加工方法は以下の通り、

①ベースSSが1920×1080のFullHDサイズではあったのですが、情報密度等が不足するため、補正プラットフォームを変更。

②補正プラットフォームを2560×1440のWQHDサイズ500dpiまで拡大、解像度補正をかけます（3840×2160までは引き延ばせなかった…）。

③背景は潔く切り捨てることにしたので、必然的にキャラ部分のみカット。斧も…構図的にいらないかなぁっといっしょにカット♪
カットに関しても諸問題からパスカットは選択していないです（・・；
カット前にある程度の角の立っている輪郭ラインはちょいちょいと補正、そしてカット時に好みのラインカーブに。

④輪郭ラインに於いて、情報の不足する部分を補完。ジャギー部分も補完して補正（ペンタブを使うとラク＾＾）。

⑤髪のラインも補正、ここはB&Sのテイストを残しつつ丸めすぎない程度に調整＾＾
（多少の直線部分も残すことでテイストは生きる…はず!?）

⑥問題の肌テクスチャは…なめらかな質感になるように全面補完（・・；
ここもペンタブを用いてフリーハンドで描き加えたり…といろいろ補正。
ここでは下処理段階ですが、後の質感補正の処理で生きてきます＾＾

⑦私の得意とする積層レイヤーを用いて全体の質感を補正。
さらに、秘密のレイヤーを今回は2種用いて味付け♪

⑧全レイヤーを結合して最終のバランスを見て微調整＾＾




（参考比較）


比較するとよくわかるかと思います。
加工後のほうがキャラが大きくなっているのは高解像度で加工・補完・補正を行ったからです＾＾
（＊最終構図的にどうしてもキャラを大きくしたかった。。。）


■次に削除した背景の選択、

これに関しては、私の日頃のSS撮影の賜物(´▽｀)♪
背景素材もコレクションしているので、その中から今回のシチュエーションに合いそうなものを選択♪（もちろん今回の条件に耐えうる高解像度SSの素材です。）



水着に水は必要でしょ…あとは元SSと同じ緑のある風景('-'*)

背景レイヤーをコピーし、1枚と↓のようにカットします。




次にもう1枚の背景レイヤー↓にぼかし（ガウス）をかけます。




最後に2つの背景レイヤーを結合させて質感補正↓を行います。
これを作品に用います＾＾
おわかりかと思いますが、遠景部分をぼかして、近景部分（カットしたレイヤー）をそのままにすることで遠近感を出した背景にします。
そうすることで合わせるキャラが引き立ちます（被写体深度）。
通常のSS撮影でも自動で被写体深度は行えるのですが、ぼけ方が…遠近の境目はまだまだ甘いのでこうして作成します＾＾




こうしてキャラと合わせて、あらかじめ作成してあるフレームを組み込んで完成したのが上の作品というわけです(⌒▽⌒)
今回はプラットフォームを元のSS　1920×1080のいっこ上の解像度、2560×1440（500dpi）まで拡大して加工・補完・補正処理を行うことでより情報量の多い細かな内容で行っています。
そして最後に1920×1080に縮小保存することで元のSSと同じサイズでありながら情報密度は全くの別物となるわけです＾＾
（＊ちなみに2560×1440のままでも十分に綺麗なレベルの画像になっています。）

まぁ、今回のは非常にめんどうなうえに手の込んだ方法を取ったというわけです（・・；
簡単に書くとこういう流れで加工・補正ができるよ～という紹介も兼ねてみました(´- `*)
興味のある方、チャレンジしてみて下さい（・・

最後にゆうひさま、元SSの構図も含めて別物になってしまっていますので求める壁紙ではないかもしれませんが申し訳ございません<(_ _)>
キャラしか残っていませんが、そのキャラすらほとんど書き換えてしまったようなものです……(´ヘ｀;)