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長い旅路でござったか。瞬く間に過ぎし日々を感じる今日この頃でござる。

失礼するでござる。
さて、いよいよ剣仙殿の住まわれた山へ向かうでござる。

されど、拙者が龍脈に乗った途端、何やら摩訶不思議な空間に入ってしまったでござる!!


む?あの者は・・・?!

何と清き瞳・・・、信じられぬでござるな。



!! くっ、怪しきとは思ったが、欲に塗れておったか!
幻影ゆえ斬ること敵わぬ!!
歯痒いでござる!





なるほど、これがあの時の言葉でござるか・・。
どうげん殿、迷われておったでござるか・・・。
確かに、この二人が騒いでは止め難うござろうな・・・。

されど、

剣仙殿の姿を見て、何ゆえ止めれなかったのか?
この姿が全てを物語ってござろうに・・・。

否、それはその場にいた者しか解らぬでござろう・・・。
失礼を申したでござる・・・。



して、現在へと戻ったでござるが、

剣仙殿と言葉を交わさせていただいたでござる。
誠、立派な御方でござる。うむ、惚れ惚れするでござるな。


・・・・む?何やら悪寒が・・・?!
じーーーーーーーーーーーーーー





・・・・・・・・
・・・・・
・・・



さて、気を取り戻すでござる。

ここで二人で過ごしてござったか・・・。
寒い中でござるが、先ほどの姿を見れば、さぞ暖かな日々を暮らしておったのでござろうな・・・。


遠くも暗き極寒の地・・・。
月明かりが白青く辺りを照らしているでござる・・・。



さて、去る前にこの像に祈りを捧げておくでござる。
きっと、こちらの世界の剣の神様でござろう。



そして、拙者は剣仙殿の想いを叶える為、まりな殿たちと決戦に挑むことにしたでござる。



暫しの準備に時間があるとの事!
故に少し思う事ありて懐かしき場に向かうとしたでござる。
この旅の始まりの地、竹林村でござる。

されど、驚きでござるな!
さほど時間は経っておらぬと思っておったが、
あの阿婆擦れと海賊の騒動で、亡き父に庇われたあの赤子がこれほどに大きくなっておるとは!

ご婦人、よくがんばられたでござるな。

されど・・・、

それは些か、無茶振りというものでござらぬか?


そして、村の方々のおかげで、かつて修行したむいる峰へ向かったでござる。

そう、決戦を前に参っておきたかったのでござる。

お供えをするでござるが、せっかくなので、姉上の下さった服を使うでござる。


・・・・・・・・・・・・。

さて、行くとするでござる!



今まで関わった全ての方々が手を取り合い、奴の所業を止めるでござる!!

むぅ?!既に都は魔都と化してござるか!

されど、ここまで来て後には退けぬでござる。

いざっ、参らん!!



王宮にて、まずは偽者の皇帝を倒すでござる!
されどその前に、
囚われた女中たちを救い出すでござる。

・・・、以前見たときは皆同じ顔に思ったでござるが・・・?
気のせいでござったかな?




そして、偽皇帝を倒すでござる!
しかし、あ奴の作りし者は、どうして皆サソリの魔物でござろうかな?

そして討ち倒し、奥の祭壇に向かうでござる。


む?阿婆擦れが?

いかんっ!てんぷう殿、それは早計でござるぞ!!


皆、戦う中で祭壇に向かうでござるが・・・、
女将殿、それは何の構えでござるか?
空でも飛ぶのでござるか?



いやいや、それどころではござらん!


てんぷう殿の下へ駆けつけたでござるが、てんぷう殿の怪我は瀕死に値してござる!
しかも皆、魔物相手に苦戦でござる!

てんぷう殿は拙者を先に向かわせようとするでござるが・・・、
拙者がここまでこれたのも、皆のおかげにござる!

然らばこの身が朽ち果てようとも、まずは皆を救うが大事!


拙者がここまで来れたのも、何度も救ってくれたてんぷう殿のおかげでござるから!




そんな時でござった。




その言葉に、拙者の中で何かが生まれたでござる。




そして!

周囲全てを多い尽くすほどの巨大な気!!
それは瞬く間に辺りの濁気を消し去ったでござる・・・。




皆、無事でござった。

てんぷう殿も全快の様子・・・。

ならば、後は・・・。




さて、次回は最終決戦にござる。

故に、今回はここまででござる。
然らば、此れにて御免!

  • ワンぱっくん 2015.12.8. 02:18
    多くの閲覧、いいねを頂き、恐悦至極にござる。