とある男女のお話(別Ver.)
2015.10.13. 23:23 | 閲覧数 2336 | いいね 16
サムネ:
いつもの落ち合い場所。古びた倉庫の一角。
合い言葉は、彼がボンベイサファイア。私はテキーラサンライズ。
危ない橋も渡ったけれど、首尾は申し分ない。
彼の腕前と知略、それに私の変装の腕があれば、それなりの事はやってのけられる。
クルム王国が民からかき集めた財。そのほんの一部が消えたところで、
せいぜい役人の数名があたふたするくらいだろう。
でもその「ほんの一部」で、私たちはこの危険な世界から抜け出せる。
これで一仕事が終わるのだ。
倉庫に火を放って、文字通り雲隠れすればいい。
でも・・・
彼はどう思っているのだろう。これで終わりだと言うことを。
もう、会うことも無くなるということを。
だから、私はもう一度だけ賭けをする。
「さよなら。」そうつぶやきその大きな肩を叩く。いつものように。
でも、今回は、その指で短く言葉をなぞったのだ。誘う言葉を。
次の瞬間、振り向き、伸ばされたその手に、私はらしくもなく驚いた。
なぜなら人生で一度きりの、負けの見えた賭けだと思っていたのだから。
その手を取り、幸運の女神に感謝する。
きっとまた、良い仕事ができるだろう。
次の賭けの機会には・・・
指輪を望もうかしら。
霧花様>
二番煎じですいませんでした。
あんな格好良い物語を見せられたら、他のパターンは想像困難ですね。
即興ですいませんが、類似パターンにいたしました♪
その他:なんちゃって色調補正シリーズ
ペアルックで♪
(元画像)
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アナザーサイドの物語ありがとうございます(*´ω`*)
私の方と違いハッピーエンドなようで良かったw同じ撮影でもやはりタイミングや角度によって全然違うものがお互い撮れたようですねー♪
今回はお手伝い本当に助かりました!ありがとうございました☆